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執筆者の写真鈴木 竜一

8月17日 プルアップジャンパー②

浦安土曜バスケットボール練習会、8月17日の練習です🌻



★プルアップジャンパー②

ドリブルから急ストップしてジャンプシュートですが、先週とは違う止まり方を練習しました。

ただ止まるだけでなく、さらに前進するような姿勢で止まる、相手から離れながら止まるという技術です。

特に右利きの1ハンドシューターの左ドリブルからステップバックは、使う頻度が高く、動きの仕組み的にシュートが入りやすい技術なので繰り返し練習してみてください。

これらの急ストップは膝や腰にに負担がかかるため、正しい身体の使い方で行い、衝撃をやわらげることが大事です。






★身体能力を高める


以前は「身体能力を高める=筋力を高める」こととされていました。

上の写真で言うと真ん中のパフォーマンスのところが注目されていました。


もちろん相手と闘う競技ですから、トレーニングによって大きな力を発揮できる筋肉や素早く動かし続ける筋肉を作ることは重要です。


ここ数年では少し考え方が変わってきました。

トレーニングのピラミッドにさらに下の土台「動き」という概念が加わりました。

その上で日本バスケットボール協会では、身体能力を高めるとは以下三つのことと定義しています。


① 動きの感覚を高める

自分が「やっていると思っていること」と「実際にやっていること」の違いを感じるということ。

自分の「動き」や「姿勢」をの実態を正しく理解でできれば、自ら修正でき、技術習得にも役立ちます。


②動きの質を高める

すごく大雑把にいうと、動かすべきところを動かし、動かすべきでないところは動かさない、ということです。

子どもたちにスクワットを行わせると、それぞれがまちまちな動きをします。

ストップやピボットやディフェンス姿勢、ジャンプ、着地も人それぞれです。

この中に正しい動きと正しくない動き(繰り返していると身体を痛める動き)があるわけです。

質の高い動きには関節の可動域も大きく関わります。


③動きの種類を増やす

・動きの選択肢を広げる

・動きの多様性または適応性を習得する


たとえば子どもたちに短い距離の往復ダッシュをしてもらうとします。

ほとんどの子はストップと方向転換の際に同じ軸足を使い続けます。

同じ足に負担がかかるためこれも繰り返しているとどこかを痛めてしまう可能性があります。

これを右足でも左足でも止まれるようにすることが動きの種類を増やすことになります。


また床に転がったボールを相手と競りあいながら獲りに行くときに、右足から踏み込んで獲ることも、左足から踏み込んで獲ることもできます。

それぞれ右手から伸ばす、左手から伸ばすことも本来はできるはずです。

しかし多くの子どもたちは、どちらかの足、どちらか手と決まった動きを使います。

いつの間にか身についた、動きやすい動き方に偏っているということです。


障害と傷害の予防、そしてプレーの向上のためにも、身体能力を高めるための時間を作っていきたいと思います。


 

■ウォームアップ

ペア プッシュオフ

下肢基本

 ヒンジ スクワット 片足スクワット


ドリブルファンダメンタル

 パウンドフロート


ストレッチ


■シュート基本

ラインシューティング(手がボールを追い越す)

片手ヒューストン

片手レーンシューティング

ヒップリフト

両手ヒューストン


■パンチストップ

2ドリブル2ステップ

3ドリブル3ステップ

ディレクション1on1


■プルバック

1ドリブルバック

2ドリブル

3ドリブル

ディレクション1on1


■ステップバック

2ドリブル

2ドリブル 肩押し

ディレクション1on1


■ ハーフコートゲーム

ミドルエリア2点ルール


 

★子どものスポーツ

 

毎週練習の最後に子どもたちに伝えたい大切なお話をしています。

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指導者に与えられた聖なる任務

自分の指導下にある人の

・人格を磨くこと

・建設的な物事の考え方と価値観を教えること

・模範を示すこと

ージョン・ウッデンー

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「成功って何?」

ジョン・ウッデンコーチが高校生のとき、数学の先生から「成功とは何か」について書くように指示されました。

それ以来、成功ついて考え続け、見出した定義がこれでした。


Success is peace of mind which is a direct result of self-satisfaction in knowing you did your best to become the best you are capable of becoming.

「成功とは、自分がなれるベストの状態になるために最善を尽くしたと自覚し、満足することによって得られる心の平和のことである。」


この定義からすると、重要なことは最善を尽くしたとの自覚であり、行為の結果ではありません。

結果が期待どおりであったかどうかは成功とは無関係、ということになります。


この定義に至るには二つのことが大きく影響したそうです。

一つが当時ウッデンコーチがたまたま読んだ詩。

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神への告白をしようと

ひとりの哀れな人間がひざまづき、頭を垂れる

「私は失敗しました」とこの男が言うと、

神はこういった

「汝は最善を尽くした。それは成功だ」

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もう一つはウッデンコーチが父親からいつも言われていたこと。

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「人よりも優れた人間になろうとするな。

それはお前たちにはどうにもならないことだ。

そのかわり、自分がなれる最高の自分になるよう一生懸命努力しろ。

それならお前たちにもなんとかなる。

お前たちはもしかすると他人よりも優れた人間になるかもしれないし、そうはならないかもしれない。

そういうことは自然にまかせておいたほうがよい。」

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「なりうる最高の自分を目指す」

エルトラックの活動理念にも影響を与えている深〜い言葉ですが、これから少しずつ子どもたちに考えてもらおうと思います。


来週はお休みです。

8/31からよろしくお願いします!


 

「こどもスポーツ練習Q&A やってみようバスケットボール」

基本技術、プレーから保護者の関わり方までの幅広い内容を、質問にお答えする形で解説しています。



第1章 バスケットボールとは?

第2章 バスケットボールの基本スキル シュート編

第3章 バスケットボールの基本スキル ドリブル編

第4章 バスケットボールの基本スキル パス編

第5章 バスケットボールの基本スキル ディフェンス&リバウンド編

第6章 バスケットボールのための 心と体づくり

第7章 バスケットボールの試合に出てみよう

第8章 楽しくプレーするための環境づくり



 

🏀初心者から経験者まで!

【木曜日】

低学年・初心者コース 18:30-19:30

高学年・中学生コース 19:30-20:45

月会費 8,800円(税込)

【日曜日】

低学年・初心者クラス 15:00-16:00

高学年・中学生クラス 16:10-17:25

月会費 9,680円(税込)


体験練習

ご希望日の前日までにお電話でご予約ください。

セントラルフィットネスクラブ新浦安店

047-350-2255




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