おはようございます🌞
先日、卒業生が数人一緒に練習に顔を出してくれました。
実はその中で1人、全国大会直前に膝の怪我をしてしまった子がいました。
手術をしてリハビリをして復帰までに1年かかるという大怪我でした。
高校で復帰後も、練習がハードになると膝が動かなくなったり痛みが出たり、思うようにプレーができない日もあったそうです。
その選手が練習後の帰り道でポツリと言ってくれました。
「今は怪我をしてよかったと思えます。バスケットができなくなった辛い気持ち、リハビリの痛みや苦しさなどを経験しているので、他に辛いことがあってもあのときほどではないと思って乗り越えることができたからです。」
怪我をしてよかったはずはありません。
みんなと一緒に試合に出たかったはずです。
一年生からずっと全国を目標に一生懸命練習してきたのですから。
でも怪我をした故に経験したことや感じたことが、その子に何かをもたらしたということもきっと事実なのでしょう。
その子は多くの機会を失ってしまったのですが、その分、またはそれ以上に得たものがあったのならば救いです。
最後に僕が信じている言葉を紹介します。
Adversity can only make you stronger.
ーJohn Woodenー
(逆境は人を強くすることしかできない)